最近読んだ漫画に、テラフォーマーズとバガボンドがある。テラフォーマーズは話の進み方が遅く、内容もどっかで読んだことがあるような、大変つまらんものだった。虫の説明なんて聞いてもなんの気分の盛り上がりもないし、そう言う漫画はすでにアラクニドなどのシリーズで何度も出ているから、二番煎じな感じがまた面倒で読む気を失せさせる。なんとか、10巻まで読んだが、今後これを読むのはよっぽど暇な時か、面白くなったときだろう。
これにくらべると、バガボンドは面白い。宮本武蔵を題材ににした吉川栄治の小説を参考に書かれたこの作品は、宮本武蔵、佐々木小次郎、本間田平八など個性あふれる人物を生き生きと表現している。多くは武蔵の葛藤や、成長の過程だが、その話を進めるのが武蔵の幼馴染の平八の語り、ということが物語の後半から明らかになっていく。また、小次郎の人生や成長についても語られているため、退屈することはない。私自身も、読み始めてからはページをめくる手が止まらず、ついつい寝る間を忘れて次の巻へ、また次の巻へと続き、ついには37巻まで読んでしまった。のみならず、続きを求めてわざわざ吉川栄治の作品を青空文庫で見つけたり、武蔵の書いた五輪の書を購入するに至ってしまった。
バガボンド。この作品を読んで、宮本武蔵の生き方自体にも興味が出てきてしまったし、これと並行して以前から読んでいる、D.カーネギーの「道は開ける」などの啓発本の考え方も、この漫画から感じ取れる気がする。筆者は多分、人生のいろんなヒントをこの本に込めているのだろう、感じられるが、やはり武蔵本人の至った境地もまた興味深い。これから長期休暇が訪れるので、これを機にちょっと読んでみようかと思う。
ちなみに、バガボンドは本当に面白いので、読んで心を豊かにしてみてください。
このような気持ちになったのは、ダニエル・キイスの「アルジャーノンに花束を」を読んで以来な気がする。いや、あの時はもっといい気持になったが、この漫画も捨てがたい。
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